ドレンエラーの緊急処置方法
湿度が高、料理の湯気・油・煙の出る飲食店のエアコンで発生するエラーで最も多いのがドレンエラーです。
ドレンエラーが出るとエアコンが強制ストップしてしまうのでエアコンが使えなくなってしまいます。
ドレンエラーとは?
ドレン=エアコン内で結露した水
だと思ってください。
冷房運転では熱交換器で空気を冷やすわけですが、その際に結露が起きます。冷えたグラスに水滴が出来てグラスの周りが濡れてしまう現象と同じです。
その結露した水のことをドレンと言います。
天井カセット式エアコンの場合、このドレンをエアコンの外部に排出しないと、オーバーフロー(溢れる)して下にボタボタと水滴が落ちてきてしまいます。
何らかの異常によってドレンの排出が出来なくなり、ドレンが溢れ出る手前で関知してエアコンを強制停止させた状態をドレンエラーと言います。
各メーカーのドレンエラー記号
- 三菱電機 P5 (ドレンオーバーフロー保護)
- ダイキン A3 (ドレン水位異常)
- 日立 01 (室内保護装置作動)
- 三菱重工 E9 (排水異常)
- 東芝 P10 (ドレン異常)
- パナソニック P10 (ドレン水位異常)
- サンヨー P10 (ドレン水位異常)
これはほぼ間違いなく汚れが原因ですのでエアコンの分解クリーニングが必要になります。
しかし、ここで問題になるのがこういったドレンエラーが出る時期は、エアコンのメーカーのメンテナンス部も、エアコンクリーニング業者も1年で最も繁忙な時期のため、すぐには来てくれないという点です。
今日にでも来て欲しいのに、下手すると1週間、2週間後になると言われてしまうのも夏の繁忙期あるあるです。
ドレンエラー緊急対策としての水抜き
特に来客商売の飲食店さんでは夏場にエアコンが使えないのは死活問題です。
そこで、メーカーメンテナンスやエアコンクリーニング業者さんが来てくれるまでの間、なんとかエアコンを動かし続けるための緊急対応方法をご紹介します。
溜まっている水を抜いてしまいましょう!
ドレンが溜まる受け皿的な部品をドレンパンというのですが、そのドレンパンから溜まった水を抜くための蓋・栓があるのでそこから水を抜いてしまいましょう。
- 脚立とバケツを準備
- エアコン下、周囲の物を移動させ、万が一水が跳ねてもいいように養生してください
- エアコンのフロントグリルを開けて下げます
- ドレンパンの蓋・栓を確認します
- 蓋または栓を外します。
- 緩めた瞬間、または外した瞬間に水がドバーッと出てくる場合がありますので素早くバケツで受けてください
- 水が抜け切るまでに30秒~1分程度かかります
- もう水が出てこないなと思ったら蓋・栓をしっかりと戻してください
以上の方法で水を抜ききったらエラーは消えます‼
それでも1日程度でまたエラーが出る可能性がありますので、メンテナンス業者さんが来てくれるまでの間、これを繰り返して急場をしのぐ方法となります。
夏本番になると『ドレンエラーが出てエアコンが使えなくなって困っている!大至急なんとかして欲しい!』という悲痛な要望が何件も来ます。
それゆえに、そうなる前の定期的なエアコン洗浄をしておく必要があります。
特に飲食店の業務用エアコンは1年に一度、毎年のエアコン洗浄をしておくことを推奨しております。
ご参考になれば幸いです。
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