ほんとにあった怖い話【Part1】

お盆も過ぎて、まだ残暑が続く日でした。

夕方にお客様からの問い合わせの電話が鳴りました。

ほんこわ話

『そちらお墓の掃除もやってらっしゃるのよね?』

はいやっております。

『墓じまいしている土地なんだけどね、父が私に会いに来るのよ』

お父様が?というと、お父様が管理されてらっしゃるんですか?

『違うわよ、とっくに亡くなってるわよ。枕元に立ちにくるのよ。』

(???)

『枕元に父が立って、早く来いって言うのよ。どうも墓じまいした、元墓石を置いてた場所に、隣のお墓の敷地から草やら木の枝が伸びて来ていて落ち葉が落ちて、覆われてるみたいで、苦しいって父が言うのよ。』

…は、そ、そうですか…

『いくらで出来るの?いつ来れる?早くやって欲しいんだけど。』

そ、そうですね、現状のお写真とかありますか?
こちらで一度見に行きましょうか?

『以前そう言って写真撮った業者さんがいてね、その後、調子悪くなってその業者さんタヒんじゃったのよ。だから写真は撮れないわ。』

ファ…(絶句&震え)…

『もしもし?もしもし?おたくじゃ無理そうね。ならいいわ。それじゃ。』

プッ…プープープープー…

以上、ほんとにあったこわい問合せでした…。


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