職人さんのトイレ問題

職人さんの中で、大きな問題として、人間の生理現象としての『トイレ』問題があります。

つまり職人は『トイレをどこで済ますか問題』です。

特に私ども、ハウスクリーニング業者はお客様宅へ在宅訪問する形でのサービスですので、結構深刻な問題なのです。

職人・サービスマンのトイレ問題

お客様からすれば、自宅のトイレを他人に貸すのは抵抗があります。

ましていわゆる『職人』さんは清潔感に欠ける、粗野なイメージが付きまとうという、身から出た錆のようなところもお客様からすれば抵抗感の一因でしょう。

そりゃあ私も自宅のトイレを他人に使われるのは気分のいいものではありません。

純粋に他人に使われるのが嫌という感情も、汚されると嫌という感情も、また自宅のトイレを他人に見られるのが恥ずかしいという感情もあるでしょう。

大原則はお客様宅のトイレは借りない

トイレに関する当社コジワンサービスの社内マニュアル としては、いかにお客様宅のトイレを借用せずにサービスを済ませるかということになります。

スタッフには訪問の極力直前にトイレを済ませておくよう指導しています。
スタッフ2名以上で伺う際はお互い「トイレは?大丈夫?寄ろうか?」と声がけし合います。

また、どうしても作業中にトイレに行きたくなった際に迷わないように、事前に訪問現地の近隣のコンビニやスーパー等、トイレを借用出来る場所をあらかじめ下調べしておくよう指導しています。

でも地域によっては本当に近くに何もない場所もあります。
最寄りのコンビニまで車で15分以上かけないと…そんな現場ほど4時間超の長丁場な作業内容だったりで…。

この仕事を13年やっている私でも、未だに在宅訪問サービスでインターホンを押す際は、大なり小なり緊張感が走ります。お腹のあたりがキュッとなります。

お客様宅でサービス中に生理現象でもよおして来たら、まずは我慢して何とか通り過ぎてくれることを祈ります。

運よく通り過ぎてくれればいいですが「あ、これ、無理なやつやわ…」と限界を迎えることを覚悟する時があります。

スタッフには、そんな時は

「ちょっと道具を取りに戻りますので中座させていただきます」

とお客様に了承貰って、あらかじめ調べておいた近隣のトイレまで走るようにとも指導しています。

そう『道具を取りに行きます』という隠語を使いますw

これはスタッフの仲間内でも使いますw

それは半分冗談ですが、正直にお客様にも「ちょっと20~30分中座させてもらってもいいですか?」と遠慮なく言っていいんだよと。

お客様も大体それで察していただけます。

日々の健康管理の指導も重要です。
暴飲暴食を避け、規則正しい生活、時間にゆとりを持った行動を心がけることで、生理現象をある程度コントロールできることも事実です。

おわりに

在宅サービスで訪問時、お客様から『こちらのトイレ気兼ねなく使ってくださいね~』と先回りしておっしゃっていただけるお客様がいます。
先に済ませて来ていたとしても、本当にありがたい心遣いです。

マニュアルで原則論を指導し、徹底を図ったとて、どうしてもお借りしなければならないシチュエーションに陥いる可能性はゼロではありません。

人間だもの。

またコロナ禍の影響で、駆け込み寺として走り込んだコンビニのトイレがコロナ対策で使用不可になっていて絶望しかけた経験を職人さんは何度となくしています。

万が一、神にもすがる思いで、お客様宅のトイレを借用した際は、きちんと掃除をして後を濁さないようにすることは言うまでもありません。

サービススタッフ自身の清潔感ある身だしなみ、所作を身につけておくことも同様です。

お客様におかれましては、サービスマンのトイレ問題についてご理解ご協力のほどいただければ幸いです。


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