全館空調の本体は見えない場所にあるので放置されがち
一般戸建住宅でも家の中のどの部屋、廊下、玄関、トイレ、どこへ行って室温が均一に保たれている、まるでホテルのような快適さが売りの全館空調ですが、空調の本体がどこにあるかご存知でしょうか？
その家の住人であれば、最初に説明を受けて知っているはずですが、見えないだけにメンテナンスが怠りがち、放置されがちなのが全館空調です。
通常の壁掛けエアコンであれば視界に入りますから、気になったりするので『フィルター掃除ぐらいしようかしら？』となりますが。
『何だか最近空調の機器が悪い…臭いも嫌な臭いがする…』
空調の効きが悪くなる原因はいくつかありますが、まず一番やらなければならないのが定期的なフィルター清掃です。
例えば寝るときだけ使う寝室のエアコンであれば、使用頻度は低くなりますが、全館空調は家に誰かがいる間は常に動いていますのフィルターのホコリはとても溜まりやすいですが、空調の本体が見えないだけにフィルター清掃を怠りがちです。
家人さんによっては『本体がどこにあるか私は知らない』なんてケースも。
フィルターのメンテナンスを怠ると加速度的に熱交換器やファンが汚れます。
送風ファンの洗浄前写真のように、ホコリとカビがモコモコと羽根に付着してしまい、本来の送風能力を低下させてしまっていました。
空調内部でカビも発生します。
これがひどくなると、カビの嫌な臭いを全館にお届けすることになります。
壁掛けエアコンであれば、エアコンクリーニング業者さんに洗浄をお願いしようかしら？となりますが、全館空調のメンテナンスは簡単ではありません。
全館空調を導入したハウスメーカーさんでも、空調のアフターメンテナンスの対応が出来ないケースもありますので、新しい我が家に全館空調の導入を検討される方はアフターメンテナンスの対応が可能であることをハウスメーカーさんに確約を取っておくことを推奨します。
以上、押し入れからでした(笑)
ご参考になれば幸いです。
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