マンションベランダに物を置かない方がいい理由

ベランダに物を置かない

ベランダの鳩糞清掃の仕事をしていますと、年に一回はマンションの管理会社さんや大規模修繕の業者さんからの相談が来ます。

それは

『マンションベランダの居住者の鳩糞で汚損された私物を撤去して欲しい』

という相談です。

個人的にも私もマンションに住んでいたころ、不要になった子ども大き目の玩具（室内滑り台等）などをベランダに出して、処分しなきゃ処分しなきゃとずるずると放置しては妻に処分を急かされた記憶があります。

ベランダを生活空間として有効利用しようと家庭菜園を作られたり、ガーデニングをされたり、テーブルや椅子を置いたりするケースもあります。

しかし、マンションにおいてベランダに物を置くことはお勧めしません。

むしろベランダに物を置いてはなりません！

ベランダに組立て式のスチール物置を設置するのはもってのほかです！

マンションのベランダは居住者の敷地のようで、実は共有部＝マンション全体の敷地なのです。つまり、廊下や階段と同じ扱いなのです。

これは例えばベランダが火事や地震の際に避難経路になる場合があるためです。
マンションによってはベランダの床に四角い蓋が付いていてそれを空けると非難梯子が降ろせるものがありますよね。
またベランダのお隣さんとの界壁には『避難時に蹴破ってください』と書いてあります。

火事や地震で廊下に出れない際はベランダが避難経路になり、消防やレスキューの救護経路になるわけです。

その際にベランダに物が溢れていたらどうなりますでしょうか？

逃げられない！助けられない！ということになりかねません。

ゆえに、本来はベランダに私物を置くことは規約上原則禁止なのです。

マンションは大規模修繕といって、外壁のタイルの張替や塗装の塗り替えといったマンション全体の劣化・老朽化する部分を定期的に修繕します。
（住人の方が払っている共益費がその予算の源泉です。）
大規模修繕の際には、共有部であるベランダの修繕も行います。

その際にベランダに置いてある私物は全て撤去を求められます。

スチール製の物置をベランダに設置してしまう方もいますが、もってのほかです。物置を撤去しようとすると分解しなければなりませんし、中身もパンパンに入っているので撤去しようにも中身を置く場所が室内に無かったりします。絶対におススメしません。

ベランダに物置設置はダメ

当社に相談が来るケースはこれです。

ベランダに置いていた私物が鳩糞に汚損されて、居住者では手が付けられなくなってしまい、大規模修繕の際に撤去が出来なくなってしまったケースです。

鳩がベランダに住み着いてしまう、休憩場所にされてしまうというのは、まさか自分の部屋が…と皆さん思われます。
高層階だから大丈夫…と思っていても、当社の経験でも12階のベランダが鳩に汚損された事例がありました。

ベランダの広さ、物の量にもよりますが、鳩糞で汚損された物品を撤去してベランダを洗浄するコストは決して安いものではありません。ウン万円で済めば安い方です。二桁万円を超えるケースの方が多いかもしれません。ちなみに写真の事例は二桁万円超えた事例の写真です。

そういった意味でも、ベランダに物を置いている方で鳩糞の被害が出始めたら早めの対策が必要です。

以上がベランダの鳩糞清掃をする業者目線の、マンションのベランダに物を置かない方がいい理由でした。

ご参考になれば幸いです。

当社、コジワンサービス株式会社では、ハウスクリーニング・エアコンクリーニングから、あらゆる生活のお困りごとを総合的に支援するサービスを行っております。

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