老害おじさんはかく思う
『短所や苦手を克服することに努力するより、長所や得意なことを活かすことに注力した方がいい!』という言説
これはその通りなんだけど、特に社会に出たばかりの若い人材には、
自身の短所や苦手と逃げずに向き合う時期が絶対必要で、一定のレベルにまで引き上げる努力が必要
と言いたい。
苦手や短所と向き合うことで短所や苦手が武器に変えられる術を身につけられる
と言いたい。
そう言いたくなる私はきっと老害おじさんなんだろうなと思う今日この頃。
『長所や得意なことを活かすことを考えよう!』
と言われても、50歳になろうかという私は未だに自分の長所や得意なことって何だろう?なんかあるかぁ???
と考え出すと、自分の無能さに穴があったら入りたくなる恥ずかしさに襲われます。
自分の長所は○○だ!自分の得意なことは○○だ!
と自信を持って言える、自覚出来ている人は、活かすも何もそもそもそんなに苦労せず活躍できてるんじゃないかと思うわけで。
私のような凡人は、まずは自分の短所や苦手を自覚して向き合い、せめて人並みの水準に、社会人として失礼の無いレベルにまで自分を引き上げる努力からのスタートだったような気がします。
そんな努力=試行錯誤の中で、克服できるケースもあれば、ああこれは何をどうやっても無理だわ…という壁にぶつかる時もあるわけですが、
- でも意外と別の部分が通用しそうだな…、補えそうだな…
- 苦手を克服しようとしたことで、同じ苦手を持つ人の気持ちがわかったり、どこにプチブレイクスルー出来るポイントがあるかを伝えられたり
- 短所だと思っていたことが意外と評価される部分もあるんだな…
と逃げずに向き合っていた期間でわかってくることがありました。
これはあくまでも社会人として仕事をする仕事人生の上でって話しですのであしからず。当然プライベートはお好きなようにです。
ただ歳をとるほどに、誤魔化し上手になったり、プライドが高くなったり、短所や苦手を晒すのに躊躇が出てきます。
若いうちに自分の短所や苦手と向き合って、チャレンジしたりもがいたりしたことが、おっさんになった今、貯金というか資産になっている気がします。
なので老害おじさんの私は今日も若人(わこうど)にはこう言うのです。
苦手なことにチャレンジしなさい。
短所と向き合いなさい。
と。
これが俺だよ!と開き直れるのはおっさんの特権です(笑)