あなたならどうする?【正しいことを主張すべきかどうか?】
清掃業の仕事で空室清掃という仕事があります。
賃貸マンション・住居で退去した際の原状回復するための清掃、次の入居者が入れるようにするための清掃のお仕事です。
空室というだけあって、誰もいない部屋に行って清掃作業する黙々とした作業です。
ある日、当社スタッフが空室で作業をしていた際に事件は起きました…。
スタッフが作業していると、玄関から誰か入ってきました。
『お疲れ様です~。あ、洗い屋(清掃業者)さんですか?いつもありがとうございますね。ちょっと別件で中を確認させてもらいますね~。』
と当社のことを知っている様子。
スタッフは「ああ、多分、元請けさんの関係者の方だろうな。何か設備の確認に来られたのかな?」と思ったそうです。
するとその元請けさんの関係者らしき人はおもむろにトイレに入ると、
ジョボジョボジョボ~
と用を足し始めたというではありませんか。
空室のトイレを目の前で使った元請けさん、あなたならどうする?
元請けさんとしては
自分たちが管理している物件の空室のトイレ、使ったっていいじゃないか、今から掃除するんだし(洗い屋さんが)、という感覚でしょう。
しかし、当社スタッフからしたら、
いくらすでに汚れているトイレでこちらも清掃前だとしても、今から掃除する私の目の前で一声かけることもなく用を足すのは気分が悪いよ、という感覚。
当社のスタッフは堪らず
「これから掃除をするとはいえ、使っていいかの一声ぐらいかけてくれたっていいんじゃないですか?」
と元請けさんに詰め寄ったのです。
そう言われた元請けさんはカチンときたらしく、
元『おたく、コジワンさんだよね?』
ス「そうです」
元『使っちゃ悪かったですか?』
ス「そりゃあ気分は良くないですよ」
(…沈黙…)
元『わかりました、わかりました、トイレはやらなくていいですよ、こちらで清掃するんで。もしそちらでするっていうなら追加費用請求してもらっていいですよ』
と言って元請けさんは部屋から出て行ったそうです。
上司、親方、会社としてどうすべきか?
その後、スタッフも対応としてまずかったかなと思ったらしく、前述の事の顛末を私に報告してきました。
背景としては、その元請けさんとはまあまあ長いお付き合いで、案件数をもっと欲しいなと思っていたところ、特に今年は案件数がとても増えて関係性が高まっていた矢先でした。
その元請けさんの担当者さんは私も見知った方で、まあ発注権限を持ったトップの方でした。
スタッフも取引きに影響が出るんじゃないかと心配になった様子。
私はスタッフにこうLINEで伝えました。
取り引きがどうこうなることは無いから心配ないよ。
目の前でトイレ使われて嫌な気持ち、マジか…ふざけんなよって気持ちもわかる。
でもまあ、飲み込んで欲しいかな〜って気はするが😂
このエピソードを後輩に話す際に「言うたったぜ!」って言うか
「○○さん(元請け)の案件増えて頑張ってる同僚の顔が浮かんで俺は耐えたわ!」って言うのとどっちがカッコいいかだな🤣
と私は遠回しに、
我慢せいよ
と伝えたわけです。
上司、親方、社長の皆さん、あなたな~らどうする~?♪
人材育成、指導の難しさを感じたエピソードでした。