体育会系の人材
体育会系の人材、いいですね~。
実際に私も体育会系の人材が求人応募してくると、それだけでポイントアップした目で見てしまいます。
体育会系人材のいいところは、根性論、上下関係、理不尽に対する理解や耐性があるから…では決してありません。
一体、体育会系人材のどこがいいのかをご説明します。
ハウスクリーニングも体を使った職人仕事ですので、体力が要ります。
しかし、いわゆるパワーは要りません。長距離を走るような体力、心肺機能も要りません。
その点では体育会系のメリットはありません。
私が体育会系の経験がある人材のメリットと感じることは、
ある程度結果を求めたスポーツで、トレーニングをしてきた経験
を持っていることだと捉えています。
継続した訓練・反復練習を行ってきた経験を持っている。
さらにはその集大成として、勝ち負けという結果を受け入れた経験を持っているという点だと考えています。
スポーツのトレーニングはそのほとんどが、はっきり言って地味なものばかりです。
走り込み、反復練習、ウェートトレーニング…しかもそれらは目に見えた効果はすぐには実感できないことばかりです。
特に10代の頃は、そのほとんどは監督やコーチ、上級生に決められたやらされているトレーニングです。
やっているその時は『こんなことやって本当に効果はあるのか?意味あるのか?』と疑いたくなる気持ちとの闘いです。
トレーニングの効果を実際に実感できるのは、早くても半年後だったり、一年後だったりします。
しかし、その効果を実感出来た際は
『ああ、継続して良かった!』
という、積み重ねが報われた体験を必ずしています。
社会に出たり、転職して新しい会社に入った際に与えられる仕事は、一見して自分にとって意味のあるものか疑問に思う仕事も多々あります。
『こんな仕事、覚えて、身につけて何か意味があるのか?』
『なんで俺がこんな役割を?』
と感じてしまう業務もあります。
その点、体育会系人材の利点は、過去の経験から
まずやってみる
反復してみる
継続してみる
ということに対する心理的にも行動に移す際のハードルが低いと言えます。
その点が、飲み込みの早さ、吸収の早さ、経験回数を重ねられる強さにつながっていると考えるのです。
さらには、勝ち負けという結果の出るスポーツの経験は、結果を踏まえてより自分に適したトレーニングの内容を見直したり、強化しようと、仮説を立てて改善をする経験もしています。
いわゆるPDCAサイクルを回してきた経験と言えます。
その点が体育会系人材の強みなんじゃないかなと私は考えるわけです。
掃除業界にも体育会系の人材がどんどん入ってきて欲しいものです。