おもしろきこともなき仕事をおもしろく
『おもしろきこともなき世をおもしろく』
幕末時代の志士、高杉晋作の有名な句です。
私はこのセリフを仕事に置き換えるのです。
『おもしろきこともなき仕事をおもしろく』と。
冒頭の句には『すみなすものは 心なりけり』という下の句が続きます。
この意味は『どう感じるかは自身の心次第』という意味です。
仕事は基本的にはしんどいものです。
ちょっと気を抜いたり、怠けたり、安易な方に流れたらすぐ悪い結果に結びつきます。一生懸命やってるのになかなかいい結果に結びつかないことも。
職場の人間関係、取引先との関係、金勘定、健康維持、等々簡単ではありません。
ミスの無いように、ミスを起こさないようにと悪いことばかり想定した仕事は面白みのないことの方が多いかもしれません。
『おもしろきこともなき仕事をおもしろく』
『すみなすものは 心なりけり』
おもしろくない仕事をおもしろいと感じるのは自身の心持ち次第。
おもしろくない仕事をおもしろくするのも自身の心持ちでどうにでも出来る。
私はこれをTwitterでも学びました。
身に起きたトラブルや難仕事、重労働を笑い交えて軽妙にツイートする方々を見て、勇気をもらうというか、頭が下がるというか。
しんどい仕事の日常を、視点を変えて、切り取り方を変えることで、ほっこりさせたり、クスっとさせたり、爆笑させたり。
同業者さんや、建築・建設系の職人さんたち、他業種の仕事に向き合う方々のTwitterを見ていると、まさにこれを体現している方たちばかりでした。
楽しいから、楽しいツイートが出来るんじゃない。
面白いから面白いツイート出来るんじゃない。
心持ち次第で、辛いことの中に楽しさやおもしろさが見いだせる。
仕事上の苦労やトラブル、難題を楽しそうに、面白そうにツイートすることで、実際の心持ちも楽しく、面白くなってくるのだ。
おもしろそうに、楽しそうに仕事することの大切さ。
そうすることで現実の方がついてくる。
まさに『おもしろきこともなき仕事をおもしろく』の精神。
この精神を見習って、今日も私は言うのです。
お仕事ください‼
と。