作り笑いを笑ってはいけない
笑顔の練習していますか?
え、それって作り笑いでしょ?
作り笑いなんて…嘘の笑顔じゃないですか⁉
社長である私は、社員に対して自分では柔和で愛想のいい方だと思っていました。
しかしある時、社員から『昨日の社長、めっちゃ怒ってたか、機嫌悪かったって○○君が言ってましたよ』と指摘が。
その彼と一日同行していたのですが、私は全くそんなことはなく、考え事をしていただけで、やることが多すぎて若干テンパっていた程度で、イライラもしていなかったし、まして怒っているなんてことはありませんでした。
『いつもニコニコしている社長がそんなだったから、何かあったに違いない、何か怒らせるようなことをしたかとドキドキしてたらしいですよ』
と指摘され、しまったな…思ったものです。
社員は思う以上に社長(上司)の表情から忖度したり斟酌・深読みをします。
物思いにふけって無表情なだけでも前述のような捉え方をしたりします。
ドキドキしながら、気を遣いながらいたそのスタッフは作業に全集中することが出来なかったことでしょう。
社長(上司・リーダー)が笑顔でないとチーム・スタッフのパフォーマンスは低下するのです。
例えば、ホスピタリティ溢れるカフェの店員さんの笑顔、素敵ですよね。
でもその店員さんも、実はプライベートで悲しいことがあったりするはずです。怒りたくなるようなことが起きたりもするはずです。気分がのらない日もあるでしょう。人間だもの。
でもそんなことはおくびにも出さず店頭に立てば素敵な笑顔で接客をします。
その笑顔に癒された人は数多くいるはずです。
高速の某サービスエリアのスタバの店員さんに『今日はどちらから来られたんですか?運転気を付けてくださいね~』と言われ、この店員さんは私に好意を持ったのかな?と思ったら、次のお客様にも似たような接客をされていて勘違いに気づいた中年男(私)でしたが、ついデレっとしたものの運転の疲れが和らいだことを覚えています。
まさに笑顔のプロです。
スタバの店員の笑顔など所詮は作り笑いだと思いますか?
私はむしろプロフェッショナルな笑顔に尊敬の念を抱きます。
笑顔の練習は笑顔でいる努力と言ってもいいかもしれません。
最初はぎこちないかもしれません。
意識していないと出来ないかもしれません。
ザ・作り笑いかもしれません。
でも努力して継続して作り笑いをデフォルトにすれば、それは『常に笑顔な○○さん』という職場を、チームを明るくする愛されキャラ、安心の存在になるのです。
笑顔がチームの、職場のパフォーマンスを上げることに貢献するのです。
ひいては、自分自身のご機嫌すら取っていることにつながるのです。
作り笑いを軽んじてはならないんだなと肝に銘じています。
さあ、今日も笑顔で
お仕事ください!ニコッ
ヨシッ!