人は変われるのか
『人は変わることができる』
も
『人は変われない』
も
両方真実だなということを思い知る経験をいくつもしてきました。
この結果を別つ要因はなんだろう…と考えます。
要因があると思うこと自体、きっと『人は変われる』と自分は信じたいんだろうなと思います。
変わらなきゃな…、変わりたいな…、人生でそう思わなかった人などいるのでしょうか?
確実に言えるのは自身に『変わりたい』という強いモチベーション、覚悟があるかないか。でもそれがあったとしても、周囲の支援や理解があったとしても、変われない現実も見てきました。何かが不足していたせいかもしれないし、やれることは尽くしていてなおかもしれない。どこかで受け入れるしかない現実。
『人は変われる』と考えている人、信じている人、その大多数は自らも変われたことで得難い何かを得た経験をした人ゆえの境地かなと思います。
『人は変われるんだぞ』ということを、まだ変わる必要性も、変わる覚悟も無い、その困難さに直面し躊躇している人にどう理解させられるか?変化に導くことができるか?
一人でも多くの人材を雇用したいと考える経営者として、最大限の協力を惜しまないつもりでいます。
しかし、私の過去の過ちで、
『人は変われるはず!貴方は変わらなければならない!変われないのは貴方に問題がある!』
と追い詰めてしまった経験があります。
貴方のためだからと、我こそは正義なりと変化を強要し、パワハラまがいの接し方をしてしまった苦い経験です。
『変わって欲しいな』と思うたびに、またそれを繰り返して無いか、自問自答すると自信が無くなる時があります。
経営者は少なからず社員に対して、社員が好むと好まざると、変化を望み、期待するものです。
しかしながら、
他人は相手を変えることは出来ない。
こればかりは紛れもない真実です。
変えられないと覚悟しつつも変化を望み期待し続ける。
経営者とは因果な立場だよな~と思う今日この頃の話。