2022.04.20
カテゴリ:人材の育成
卵の側に立つ指導がどう見られるか?
私、指導方針を180°転換しようと思うんです。ふるいにかけて落とすような指導から、スタッフに寄り添った、自主性を尊重した、個々の成長速度に合わせた指導をしていこうと決めたんです!
『壁と卵』の話で卵側に立つ。そう決めた私は目をキラキラさせながら取引先の担当者さんに説明しました。
するとその担当者さんは『う~ん、うんうんうん』と目をつぶったまま深呼吸するように何度かうなずいてからこう言いました。
『私はね、以前のしゃっちょさんの厳しい指導の元で育成されたスタッフの方が信頼できますけどね~』
と言われました。
今度は私が「う~ん、うんうんうん」と目をつぶって深呼吸するようにうなずきました。
この会話だけでも、この担当者さんとの信頼関係がうかがえるのではないかと思いますが、まさに直言、本音をおっしゃっていただけたなと思いました。
ふるいにかけるような指導をしない、スタッフの自主性・成長速度に合わせて…って聞こえはいいかもしれません。
ご担当者さんの懸念される、
- サービス業のスタッフ指導・育成においては、一定のスキルやマナー・接客は、半ば強制的にでも教え込んで、叩き込んで戦力化してもらわないとならないと…そこには厳しさが当然伴うし、本人の自主性や成長速度など気にしていては一定の限られた期間の中で育成など出来ないのではないか?
- ぬるい指導で一定の品質に到達していない成長途上のスタッフに、自社の案件を対応して欲しくない…
- ふるいに落とさんばかりに厳しい指導でこそ人は育つもんでしょ?
という指摘がその言葉に込められているのを察しました。
ご懸念はごもっとも。
そこがまさに私の、会社としての挑戦です。
結果が全て世界。
『コジワンサービスさん、スタッフの質が落ちましたね?』
と言われてしまうかどうか。
まさに挑戦です。