お掃除は好き?嫌い?

私は生まれてからこのかた、お掃除が好きだと思ったことはありません。

それはこの仕事で起業してからもその気持ちに変わりはありません。

好き嫌い

どうも、人を一人でも多く雇用することに異様に執着する大阪のハウスクリーニング屋のしゃっちょさんです。

お掃除を生業とする企業の経営者らしからぬ問題発言からスタートしたこのブログ。着地するかどうか最後まで読んでください。

どこかのお掃除のフランチャイズチェーンの社長さんが、若かりし頃からお掃除が趣味で大好きだったというのをエピソード交えて紹介しているのを見聞きして、当時私は「うへぇっ⁉ごめんなさいっ(;´Д`)」って気持ちになりました。

開業当時、自分がお掃除が好きではないこと、楽しくないことについて、そんな人間がこの仕事に就いて、お客様から対価をもらうことに罪悪感を持っていた時期がありました。

でもこのお掃除の仕事を辞めようと思ったことはありませんでした。
お掃除は好きではないけれど、プライドもありますし、突き詰めたいという探求心は薄れることはありませんでした。

なにより、一人でも多く人材を雇用して、この仕事を生業とするスタッフを増やしていきたいという気持ちは年々強くなって今に至っています。

なぜなら気づいたからです。

お掃除は嫌いですが、

お掃除を通じて得られる体験は好きで楽しいです。

  • お客様に感動いただいたお声に触れること
  • 不安が解消され、涙を流さんばかりに安心されたお客様の表情
  • 苦労して身につけた技術や接客・接遇が評価に変わった瞬間
  • 自信なさげだったスタッフがみるみる自信をつけて成長していく姿
  • この会社に入ってお掃除を通じて自分の居場所を作ることが出来たスタッフ

等々、お掃除を通じて得られた様々な体験が今の自分を、スタッフを、会社を支えています。

お掃除のことは好きではないけれど、お掃除を通じて『ああ、このお掃除という仕事をやってて良かった』と思える体験が出来る。

だから頑張れるし、もっと成長しようと思えるし、スタッフ同士で切磋琢磨しようとするし、感動も得られるのです。

自分の仕事が好きか?嫌いか?ではなく、

仕事を通じて得られるものに価値を見出せるかどうか?

それについては、このお掃除という仕事は、私は自信をもってYES!と答えます。

(着地しましたかね?)