『自分らしく生きる』というスタッフと会社(その①)

『自分らしく生きる』

自分らしく生きるということ

昨年、ホームページ等にスタッフ紹介を掲載するつもりで、社員各人にモットーのようなものを社内でリサーチしました。
その中で一人、上記のモットーを提出した社歴3年目の子がいました。

正直、全スタッフのモットーの中で私の中で最も刺さったフレーズでした。

自分らしく生きる…か。
私の個人的なことよりも、私は会社を当てはめて考えました。

『コジワンサービスらしく会社運営する』とはどういったことだろう?と。

先日、そのスタッフから『社長、相談したいことがあります』と声をかけられました。

とっさに私は「辞めるとか言うなよっ」と冗談めかして言うと

そのスタッフは笑いながら『いや、辞めませんよ~、辞めるわけないでしょ~w』と返してくれて内心ホッとしましたw

相談というのは長期休暇が欲しいということでした。期間は2~3週間。

彼のモットーは

自分らしく生きる

でした。

この長期休暇の使い道を聞くと、自分らしく生きるという彼のモットーから、個人的には大変うなずけるものでした。長期休暇を使って彼のやりたいことはとても理解できるし、応援したいとも思いました。
(プライバシーに関わるので休暇内容について詳細は伏せます)

しかし、そこは私もしがない会社の経営者。
二つ返事で

「おお、そうか!いいじゃないか!」と言えない私がいました。

二ヵ月前には一人退職者が出て、先月には新人が入社し指導にも手を取られる、4月にはエアコンクリーニングの需要も立ち上がってくるし、某提携先と企画して立ち上げたサービスも軌道に乗りつつある…今長期に一人抜けるのは痛い。。。

また正直、一人そういった長期休暇を認めると、僕も私も!と続く者がいたらすべて認めていくのか?それが出来るのか?と。

そこで、彼のモットーを聞いた際に、私に刺さった問いのようなものと向き合うことになりました。

『コジワンサービスらしく会社運営する』とはどういったことだろう?と。

私はこの会社をどんな会社にしたいのか?こういう会社にしようと心に決めたものがあったんじゃないか?と。

それらの中に、

利益を追求するためだけの会社にはしないこと

社員が自分の人生を豊かにするための装置になること

があるじゃないかと。

彼が自分らしく生きるために決めた行動を、条件抜きで認めてあげることがコジワンサービスらしさなのではないか?それが実現できる、そんなスタッフに貢献できる会社がらしさなのではないか?

もしそれに続き、長期休暇を希望するスタッフがいたとしたら、認めたっていいじゃないかと。

2~3週間でも一人抜けるのは痛い…というのは、単なる会社の欲目でしかないじゃないか?別にそこで彼一人の売上の機会をロスしたところで会社が傾くわけでもない。
むしろそれで彼の人生がより生き甲斐のあるものになり、その後の当社での仕事人生において前向きに、長く貢献してくれるのであれば、目先の2~3週間の売り上げ機会のロスなどどうということは無いじゃないかと。
他のスタッフでも同様に休暇を望むのであれば、それもいいじゃないかと。

なので、彼にも会社や同僚スタッフに対して『申し訳ない…ご迷惑かけます…』と思う必要などないと言わなければならない。
最大限、自分らしく生きることにつながるよう最大限休暇を利用して戻ってきて欲しい。
他のスタッフ達にも快く、彼の休暇を認めてあげて欲しいし、自分も…と思うのであれば相談してきて欲しいし、認めあえるようにしたい。

それがコジワンサービスらしさなんだと。

とういわけで、この記事を読んだ方でこんな会社を応援したいなと思われた個人・法人の方々…お仕事ください!!(笑)

(これを読んだスタッフ各位、一応言っておくけど、休暇も無条件ってわけじゃないからなっ!!←あれ、話しが違うという指摘は却下だw)