業務用エアコンのドレンエラーの原因と対策
大阪市北区でエラーで停止した業用エアコンの分解洗浄
今回は毎年エアコン洗浄しているお寿司屋さんでの事例です。
業務用エアコンのエラーで最も多いのがドレンエラーです。
シェアの大きいメーカーのダイキンで言えば、エラーコードA3ですね。
冷房の際に発生する結露した水のことをドレンと呼びます。
このドレン(水)を室外に排出しなければならないわけですが、このドレンの排出が出来なくなる不具合がドレンエラーというわけです。
家庭用の壁掛けエアコンはこのドレンエラーを検知する機能が付いていないのでドレンの排出不良が起きると水漏れとなってボタボタとエアコンから水が垂れてきてしまうわけです。
業務用エアコンの天井カセット式エアコンの場合は、天井に設置され部屋の中心に設置されることから、当然その下にはオフィスであれば事務機器・事務机、店舗であれば客席が来たりするので、万が一水漏れが起きてしまうと大問題になってしまうので、水が漏れる前にドレンエラーを検知する機能が実装されているのです。
原因と対策
そのドレンが溜まる受け皿的な部品をドレンパンと呼びます。
このドレンパンは冷房を使用していると常に水がヒタヒタに溜まっています。
熱交換器の汚れを結露した際にある程度落としながら溜まっていくので汚れています。
するとドレンパンには写真のようにバイオフィルムと言って菌がフィルム(膜)状に発達します。またアメーバ、スライム状になりブヨブヨとしたゼリー状の膜も形成します。
これが水の流れを阻害し、排出するためのポンプ(ドレンポンプ)が上手く吸えなくなって排出不良が起きてしまう原因になります。
こちらを洗浄して綺麗にします。
次にドレンポンプと言って、その名の通り、ドレンパンに溜まったドレン(水)を吸い上げて外に排出するためのポンプを洗浄します。
写真のようにポンプを分解するとポンプの中もバイオフィルムやスライムのカスが溜まって詰まってしまっているのがわかります。これではドレンを外へ送り出すことは出来ません。
こちらも洗浄します。
熱交換器の汚れを放置すればするほど、ドレンパンの水の菌が繁殖しやすくなり、バイオフィルムやスライムを形成しやすくなります。
こちらは高圧洗浄で綺麗にしていきます。
毎年洗っているだけあって、黒カビがビッシリで真っ黒い汚水が出てくるわけではありませんが、飲食店だけあって油汚れの茶色い汚れがたっぷりと出てきました。
これがドレンパンの水中の菌の養分となってしまいます。
対策の結論
定期的なエアコン洗浄!
これしかありません。
『フィルター洗浄は自分たちでまめにしているんですが…』と聞きますが、フィルター洗浄はどちらかと言うと冷房性能といった風量や冷却効率に効いてくる対策です。
菌汚れ由来のドレンエラーに関してはエアコンの分解内部洗浄以外ありません。
特に来店・来客商売のテナントで天井カセット式エアコンをお使いであれば夏本場前にエアコン洗浄をされておくことを推奨いたします。
ご参考になれば幸いです。
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