夏場を避けたエアコンの一斉洗浄
大阪市福島区にて某運送会社様の業務用エアコン洗浄
5フロアーで約40台の業務用エアコンを洗浄しました。
当時の全社員ほぼ総出で二日がかりの作業。
暑さも収束した11月初旬の作業で、作業者からすると一番快適な気温環境でした。
エアコン洗浄業者は心から叫びます。
エアコン洗浄は夏場を避けてください‼と。
我々業者がどんなに啓蒙活動をしても、夏場に切羽詰まってから依頼が固まる世知辛さ。
夏場だと作業者は休憩をこまめにとりながら脱水症状に留意しながらで、作業効率はどうしても低くなります。
さらにお客様も完全休業の日に作業させてもらえればいいのですが『出勤者がいるのでこのフロアー、この部屋のエアコンの電源を落とされると困る』と作業時間に制約が出たりもします。
そもそもご依頼の理由の一つに『エラーが出ていてメーカーから洗浄の必要があると言われた』といったものがあります。中には洗浄してもエラーが改善せず部品交換の必要性が出たりします。そうなると部品交換までに数日を要し、その間猛暑の中エアコンが使えなくなったりします。
しかしながら業務用エアコンの洗浄はそれなりに予算も要しますので、社内の稟議が必要です。
『暑い、エアコンの効きが悪い、冷房のニオイが臭い
が、エラーが…』と全社員が不具合を体感しないとなかなか稟議が通らないから夏場に集中するのか…なんて思ってしまいます(笑)
サーバールームのエアコン洗浄は夏場はNGです！
今回なぜ秋口の作業スケジュールとなったかというと、サーバールームの存在も大きいです。
大手企業の事務所・支店だと自社にサーバー（電子データ保管室）を保有しいます。
サーバーの弱点は熱です。
パソコンを使っているとパソコンが熱を持つのと同様にサーバーは熱を持ちます。24時間休まず稼働するサーバールームは、サーバーが熱源になって非常に室温が上がります。それを冷やすためのエアコンは非常に重要です。
しかし、エアコン洗浄をする際はその間はエアコンの電源を落としますのでその間は室温が上昇します。
これがサーバールームのエアコンが夏場に洗浄出来ない理由です。
稀にそれをご理解されていない企業様から夏場に依頼があり『サーバールームのエアコンの効きが悪くなっているので洗って欲しい。しかしエアコンを止められると室温上昇でサーバーがダウンしかねないのでエアコンは止めないで欲しい』という、一休さんのとんち比べみたいなやり取りをするケースもあります。
ご参考になれば幸いです。
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