マスキングテープで汚れを防げる?掃除のプロが解説

1~2年前ぐらいからネット上でマステ(マスキングテープ)を使った住まいの美観維持・掃除のライフハック情報が流行り出しました。
窓のサッシや洗面台のコーキング面、巾木の上、お風呂の入り口扉の見切り部分等、ホコリが載りやすく、掃除がしにくい平行部分やカビ、水垢の汚れが付きやすい場所に、カバー代わりにマステを貼ってしまおう!と。
汚れたらマステごと汚れを剥がしたら綺麗を維持できる!
というライフハックです。
しかしながら、このライフハック、掃除を専門にされるプロの掃除屋さんには大大大大不評なんです!
マステが掃除屋さんには不評な理由その①
不評の理由はいくつかありますが、一番の理由は、賃貸マンションで退去された後に清掃に入ると、このマステが大量に、あらゆるところにベタベタと貼りっぱなしで退去されているので掃除屋さんは剥がすのに一苦労するのです。
マステは粘着力が弱いとはいえ、貼ったばかりは良いのですが、時間が経過すると糊=粘着が硬化して剥がしても糊(粘着)残りが顕著になります。
そのため長期間放置してしまうと糊跡が目立ち、また糊跡を取り除くのに苦労するようになるからです。
そこら中に薄汚れたマステが貼られた部屋を掃除屋さんが目の当たりにすると、その汚らしさに愕然とします。
- 何のために貼ったのだ?本末転倒ではないか?
- その無駄なマステを剥がすことにするこの苦労は何の苦労なんだ?
と掃除屋さんは空しくなるわけです(涙)
マステが掃除屋さんには不評な理由その②
何より、そもそも意味があるのか?というのがポイントです。
貼ったマステの両脇の粘着にホコリが付きやすいので時間の経過とともにマステの両脇にホコリのラインが出来て見栄えが悪くなります。
綺麗な状態を維持したいはずがマステが汚らしくなる。さらにその汚れたマステを結局貼りっぱなしで貼り直すこともしないので意味が無いのです。
本来はマステで汚れて欲しくない箇所をカバーするならば、マメにマステを貼り直さないとならないのですが、そもそもが掃除をしなくて済むようにというズボラの人向けのライフハックであるがゆえに、一度マステを貼ったら貼りっぱなしにして、逆にマステが薄汚れて美観を損ねて本末転倒という事態を掃除屋さんは目の当たりにしているからです。
マステを貼るメリット
マメに貼り直さないと逆に汚らしくなってしまうデメリットを説明しましたが、メリットもあるはあります。
例えば、洗面台脇のコーキング表面に付いた汚れは、一度付いてしまうと一般の方には落とし難いものです。

またお風呂の扉下の見切り部分やエプロンカバーの継ぎ目等の頑固な水垢汚れが付きやすい場所にマステを貼ることは一定の効果はあると思います。


しかし、繰り返しますが、このメリットを享受するためにはマメな貼り換えが必要となります!
ハウスクリーニングのついでにマステを貼り直して欲しいというご依頼が
今回その専門職の掃除屋である私が、あまりお勧めできないマステを貼ることになった経緯を説明します。
分譲マンションにお住いのお客様から清掃のご依頼で、お客様がご自身で貼られていたマステ、既に汚れを付着させていたこともあり、また清掃する上で一度剥がさざるを得ませんでした。
剥がした上で、清掃後にマステの功罪について、掃除屋としてあまりお勧め出来ないことをご説明しました。
するとお客様から出てきた提案が
『半年に一度、ハウスクリーニングをお願いするので、そこで古くなったマステの張り直しをセットで依頼するわ!だから新しく貼り直してくださる?』
とのこと!
これでは断ることは出来ません(笑)
時に、理論上の効率や効能よりもお客様の安心感を優先するケースもサービス業ゆえに有りなんじゃないか?と自分を言い聞かせる事例となりました。
(同業者さん、マステのことは嫌いになってもコジワンサービスのことは嫌いにならないでくださいっ‼)
以上、参考になれば幸いです。
お掃除のコツ、清掃のこと、ご相談ください‼
当社、コジワンサービス株式会社では、ハウスクリーニング・エアコンクリーニングから、あらゆる生活のお困りごとを総合的に支援するサービスを行っております。
↓今すぐ電話相談↓
050-3734-2479
※タップで発信できます!