人も会社もアイドル業!?

『食える大人になる』とは

もう一度『食える大人になる』ということを考える

2026年の年頭の会議で社員に話したのは、

人も会社もアイドル業だ

ということを通じて、もう一度『食える大人(会社)になる』という会社の指針を見つめ直そうということでした。

なぜアイドル業と一緒なのか?

アイドルはデビュー時は若さに溢れチヤホヤされる。世間知らずや生意気ややんちゃな一面も魅力の一つと捉えられたりする。

新人というだけで事務所の後押しもあり、使ってみようかとメディアも起用しチャンスに恵まれる。

しかしライバルは次々に現れ、

自分はどんどん歳をとって行き、

次から次へとやる気やアピールに長けた若い子が出てきて突き上げをくらう。

人材も会社(商売)も基本アイドル業と一緒

なんだなと。

サラリーマンとて、新人から中堅に差し掛かるにつれ許されていたはずの世間知らずや生意気ややんちゃさが許されなくなってくる。『新人なんで…』という言い訳は効かなくなってくる。

中堅社員とて現状に甘んじ、現状維持に満足していては、会社組織であればベテランは下からの突き上げに存在感を失い、時に居場所を追われお荷物扱いされてしまうことも。

商売もそうだ。

出始めは真新しさもあり、お試し消費応援消費もある。

しかし真新しさも応援も一巡し、商品やサービスに手入れを怠れば品質の粗が目立ち始める。

競合先も巻き返しを図ってくると徐々に顧客の足が遠のいてくる。

あのアイドル(人材・会社)、もうあんな歳になったんだ…

まだやってんだ、ちょっと劣化が…

あんなアイドルいたよね…

となる。

生き残るアイドル=人材・企業とはどういった存在なのか?

人も会社も成長し続けなければならないのか?

答えは

イエス

である。

なぜ成長が必要なのか?

生き残るアイドルは学んで成長している

『元アイドル』だった人が、アナウンサーになったり、年齢に応じたファッションリーダーになっていたり、声優や役者に転身していたり、スポーツや格闘技、ギャンブルに特化したリポーター・コメンテーターになっていたり、事業を始めて会社経営者になっていたり、なんならアイドルのまま40代でも現役で生き残ったりする人もいる。

最初は素の自分、ありのままの自分で仕事をしていたものが、自分自身を客観的に観察し、需要を分析し、SNSや収益ツールを駆使し、人脈を作り、特長や強みを磨き、伸ばし、時に自分に無いスキルを獲得し、ポジションを確立しながら、学び成長してしぶとく、強く生き残っていく

素の自分、ありのままの自分だけを見て!

だけではアッというの間に『あの人は今…』と忘れ去れた、元アイドルになってしまいかねない。

現状維持は事実上の後退?

仮に『こんなもんでいいや』『多くは望むまい』と現状維持を良しとすると、周囲の環境や技術、競合他社が常に変化・進化しているため、自分が止まっていると、相対的に「後退」していることになる。

会社の場合、従来の取引先との仕事だけで売上や利益が横ばいだと、予期せぬ不況や取引先との取引停止、コスト増(人件費や材料費等のインフレ)に対応できず、衰退・倒産のリスクが高まることに。

取引先の社長の代替わりや担当者の変更だけで取引が疎遠になってしまったなどもよく聞く事例です。

モチベーションの維持

人間には「有能感(自分には能力があると感じたい欲求)」があります。
また認められたいという承認欲求があります。

新しいことができるようになることは、新たなスキルや知識をアップデートし、インストールすることで有能感が満たされ、自信や他社評価を得ることで承認欲求が満たされ、精神的な健康=モチベーションアップに寄与する側面がある。

これが成長のメリットです。

裏を返すとこの

新たなアップデートやインストールといったが無い状態がマンネリ

とは、アイドル理論と一緒で、時間の経過とともに徐々に他社評価は『出来て当たり前』『やって当たり前』になり、従来の業務をこなすだけでは評価してくれなくなり、このままでいいのかな~、なんとなく不安だな~、誰も自分のことを評価してくれないしな~と焦燥感や孤独が募る、これがモチベーション低下の正体でもある。

なんとなくマンネリでモチベーションが上がらない…を打破するにも成長が必要なのだ。

ガラケーからスマホに移り変わった時に、世の中も仕事もIT化・DX化していく際に乗り遅れる、付いていけない人材や会社はどうなっていっただろう?

逆に高齢・年配にも関わらず、最新のスマホやWebサービス、SNSを駆使し使いこなす大人はやはり活き活きしているとも言える。

成長の罠

しかし、成長にはデメリットもあります。

昨年末、いまで何のこだわりも持っていなかった会社の年商、来期の売上目標を口にするようになった自分に怖さを感じた。

成長そのものが目的化すると、現在ある自身や社員のワークライフバランスや充足感を無視してしまい、常に「もっと、もっと」という焦燥感・欠乏感に苛まれる。

自分の仕事に対する究極の目的は家族との時間や障害を持った我が子の未来を作ることであるにも関わらず、大切な今現在のワークライフバランスを見失ってしまう。よく妻に怒られます…。

それは売上目標という成長に直接的に関係しない様々な問題に目をつむってしまうことに。

質の低下

売上規模の拡大(量的成長)ばかりを追い求めると、本質的な価値やサービスの質(質的成長)が疎かに。

ハウスクリーニング・清掃のようなサービス業においては人材育成が疎かなまま品質の低下を放置することになります。

本来の目的である『食える大人』を育成しなければならないのに、目先の売上をこなす人材であれば良しとしてしまいかねません。

成長とは変化への対応力

ではあるべき成長の姿とはなにか?

それは

変化への対応力

ではないか?

変化とは

自身の社歴、加齢、結婚、出産、家族構成、人生設計

社内の人材・組織・体制の変化

求められるサービス・技能の変化

社会の変動(インフレ、円安、少子化、不況、情報化)

市場の変動(顧客、競合他社動向、市場構造の変化、マーケティング手法)

変化への対応力が高い人材、会社、これ即ち『食える大人』『食える会社』ということではないだろうか。

…なんて話を年頭に社員したのですが、こんな概念論ではなく食える大人になる・なれる仕組づくりも具体的に落とし込んで行かなければな~など今年も課題は多そうです。

ポンコツ社長なりに、今年も三歩進んで二歩下がりながらも一歩でも前進、成長出来ればと思います。

本年もご安全に‼

お仕事くださいっ!!w