『もしかしたら光るんじゃね?』

上司-部下であれ同僚同士のコミュニケーションには、実は体系化された『技術』があったことに気づかされました。
つまり技術を学び、向上させればチームは活性化するということです。

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私は、掃除の技術向上には貪欲でもコミュニケーション技術の向上には無頓着でした。これが人が定着しない大きな原因の一つだと気づいたのです。まだ2年前の話です。

気づいたというだけで、スキルは未だにペーペーで上手くいかない日々ですが、ストレスは大分減りました。

スタッフに対し

『なんであいつは理解出来ない?前向きになれない?』

とイライラすることは、

落とせない汚れに対して

『何で落ちないんだよ!』

とイラついてるのと一緒だと気づきました。

汚れを落とす技術なら、どうすれば落ちるのか技術的なアプローチを貪欲に学ぼう吸収しようとします。そこにストレスはありません。

人対人もこれなんだと。

人に対するありとあらゆる試行錯誤・アプローチを汚れ落としに対するアプローチと一緒と考えるようにしたら、ストレスは相当減りました。

『あの汚れは落とせない!』と決めつけた汚れが『やり方次第で綺麗になるじゃないか!』と出来るように、

『アイツはダメだな』というレッテルを『光るものがあるじゃないか!』に変えられたら?

もちろん何をどうやっても落とせない汚れがあるように人にも限界はあります。
人は簡単には変わらないし、他人が他人を変えることは出来ません。

でも掃除の技術が向上する喜びと同じように、コミュニケーション技術が向上しチームが活性化するのを喜びに出来たら最強なんじゃね?と思うわけです。

掃除稼業は『人』の問題に必ず一度はぶつかります。

私は人を雇用し続けながらも「一人でやってる方がよっぽど気が楽だな~」と2年前まで思いながらやっていました。

正直に言います。

「この業界は人材に恵まれないな~」ぐらいに思っていました。

でも気づいたんです。

人材は十分にいた。

そこに居たのは『人材を生かす技術のない経営者』がいただけだったのだと。はい、私のことです。

『アイツはダメだ!』と切って捨てるのは

『この汚れは落ちない!』と諦めているのと一緒かもと。

そのマインドを

『もしかしてあの汚れ落とせたんじゃね?』

と思うのと同様に

『アイツを光らせてやる術があるんじゃね?』

と自問自答し、技術を学び、アプローチするべきなんじゃと。

例えは悪いかもしれませんが、
汚れに向かって「お前はいつまでたっても汚いな?一向に綺麗になろうとは思わんのか?今の汚いままでいいと思ってるのか?」とイライラしてても汚れは落ちてくれません。

また、試行錯誤も落ちなかった汚れに対して「俺がこんなに手をかけてやったのに何でお前(汚れ)は落ちてくれないんだよ!俺がどれだけ頑張ったかわかるか?」などとイライラしたりストレスためてる職人がいるとしたら、カッコ悪いですよね。

どうすることも出来ない相手に何かを求めるよりも、自分で出来ることなら自分でいくらでも考え付きます。自分のアプローチならいくらでも試行錯誤できます。学ぶことも出来ます。

伝え方、言葉選び、場づくり、雰囲気づくり、タイミング、承認、心理学、etc…、自分で学ばなければならないこと、身につけるべき技術、試行錯誤出来ることは自分側でいくらでもある。

相手からの何かを求めるのではなく。相手よりもまず自分だと。

出来るかどうか、いい結果に結びつくか、現実は甘くないですが、そう思えるようになっただけでも雇用やスタッフとの向き合い方に対するプレッシャーやストレスはだいぶ軽減しました。

という体験談と現在進行形の話でした。


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