スタッフ各位|2021年第二次創業期を迎えて

分岐点

2020年の振り返り

2019年下半期から2020年で計6名のスタッフが加入し、定着してくれました。この期間は会社にとっても、先々振り返った際にも間違いなく大きな転換点だったと言えると思っています。
経営者である私自身、こういう会社にしていくんだというものをブレなく貫いていこうと覚悟を決めたことで、念ずれば通ずるではないですが不思議なことに、新たなスタッフたちとも縁に恵まれたと思っています。

創業から11年目を迎えて、第二次創業期のスタートをこのメンバーで迎えられたことにワクワクと期待しかありません。

創業から10年間、同じ一年の繰り返しはありませんでした。毎年が新しいことの連続でした。人が辞めたり入ったり、取引先とも出会いあり別れあり、提供するサービス・習得する技術・機材も常に変化してきました。
当社が今、ニッチな清掃業界でこうして10名のスタッフで今後も将来の成長も見込めているのも、この「常に変化」することを主体的に能動的に受け入れ挑戦しているからにほかなりません。

変化は時に時間を要したり、面倒なものだったり、居心地の悪いものだったり、苦痛を伴う場合もあります。その変化を「嫌なもの」とするか「喜ぶべきもの」と捉えるかは自分次第です。目の前の起きている事象・事実は変わらないのにその捉え方でまったく別の結果に結びつきます。
例えば「笑顔を習慣にしよう」という変化を、嫌なものと捉えれば「所詮作り笑いでしょ?作り笑いなんて卑屈、自分を偽って笑わなきゃいけないなんて…」と思い始めては習慣になどなりません。
自分と一緒に仕事をしてくれる人、お客様が少しでもリラックスしてもらえるように、楽しい・嬉しい気持ちでいて欲しい、働くチームのパフォーマンスが上がるなら、それに自分の笑顔が貢献できるなら積極的に笑顔でいるよう心がけよう!と思えるかです。
この二つは確かに変化の途上は作り笑いかもしれません。しかし変化することを貫いて習慣化できたらそれはもう作り笑いではないはずです。
例えば恋人と別れた次の日も出社すれば笑顔、接客でも笑顔でいることは内面と外面は異なっています。本当は泣きたい気持ちを表に出さずに笑顔でいます。まさに接客のプロです。職場の雰囲気を自分のプライベートで壊さないよう努めることは仕事人としてもプロです。

変化をどちらで捉えるか、「作り笑い」という同じ事象・事実であっても、どちらが結果に結びつくか?本人にとっても、職場にとっても、お客様にとっても、どちらがプラスに働くか、簡単に想像がつくことだと思います。

コロナの時代は続きます。従来のハウスクリーニングの枠に囚われていたら、訪問サービスを主体としている当社はあっという間に立ち行かなくなるかもしれません。積極的に変化をしていかないとなりません。むしろ、変化していくことを喜ぶ、楽しいというマインドになれれば、どんな難局も乗り越えていけると思っています。

皆さんは自分の人生の『経営者』です

私は会社経営者です。皆さんからすれば、会社経営なんて自分には関係ない、縁遠いものだと感じているかもしれません。
会社経営なんて難しそうで、面倒くさそうなことで、リスクもありそうで、責任も重そうでやりたいとも思わない…というのが率直なところでしょうか?
私は会社経営にそれほど意識的な抵抗はありません。なぜなら自分の人生をよりよいものにしていくことは人生を経営していくことに他ならないからです。会社経営は人生経営の中の一つの取り組みに過ぎないからです。

もっと収入を増やしたい、仕事をやりがいのあるものにしたい、ワークライフバランスを自分でコントロールできるようになりたい、働かされる・やらされる仕事ではなく自発的に仕事に取り組みたい、時間だけ拘束されてもらう給料ではなく自分で稼いだと胸を張れる仕事がしたい、人生を思い描けるための収入を得られる稼ぐ術を身に着けたい、そのためにどういう仕事・会社を選び、どうやって自分を成長させるか?結婚や家庭、介護、老後も考えられるようにしたい…

これらを実現させること、これすなわち自身の人生の経営に他ならないからです。

自分の人生の時間のどこにどう時間をかけるか?どんな職業を選ぶのか?その限られた時間の中でどんなスキルを身に着けるか?人に組織にどのように貢献し全体の利益に貢献することで見返りを得るか?これらの観点はまさに経営です。

例えば皆さんがコジワンサービスに就職・転職しようと決断したことも一つの人生経営の決断だったと言えます。知り合いや家族の方に「その会社、その職種、その業界、その社長、本当に大丈夫?」と心配されたこともあったのではないでしょうか?そんな中、あらゆる判断材料をもとに不安もあったであろう中で決断したことは人生経営の一つの決断なのです。

私は面接採用の際に全員に言いました。「選ぶのは私(会社)ではありません、この会社を貴方が選ぶのかどうか決断するのは貴方です」と。これは入社後も変わらないのです。

最低限度の業務やスキルについては否応なしに覚えてやってもらいますが、それ以上の、苦手なパソコンを覚えるも覚えないも貴方次第です。事務仕事も覚えるも覚えないも貴方次第です。WebやSNS、マーケティング、等々やらない人、やりたくない人にやらせる労力は途方もないので、やりたい人にお任せしていきます。

目先の損得だけで、楽か楽じゃないか?目先の見返りがあるかないか?それだけの観点では、時に損して得を取るようなリスクや多大な時間を投下しないと得られないものがあると判断したらそれに賭けるかどうかも自身で決断しなければならない。
こういった経営判断・決断は会社経営者だけがしていることではありません。それぞれが自身の人生でそういった判断・決断を主体的にしていることは自己人生経営そのものです。

自身の思い描いたようなワークライフバランスを自身の手で掴み取っていくのは皆さん自身です。

楽しんだ者の勝ちです

お正月休みで、お酒を飲みながらゴロゴロする、子どもと戯れる、趣味に没頭する。これらも楽しいことです。
ただ「楽しいこと」「楽しむこと」は「楽すること」とは違います。

とはいえ私は「だから苦労しろ!」と言うつもりはありません。

先に述べた「変化することを楽しむ・喜ぶ」ことと同様で、変わっていく自分自身、職場、組織、チームメンバー、取引先、サービス、スキル、それらの変化を楽しんだ者が人生経営の勝者になると思っています。

一点だけ厳しいことを最後に言えば「人生に勝ち負けはない」と言いますが、私はあると思います。格差社会が現実としてあるように、貧困が現実としてあるように、他人事では決してないのです。

自分自身、愛する人、家族を幸せにしたいと思えば、気持ちだけではどうにもならない現実があります。それはまさに人生経営で、戦略もスキルアップもお金も必要です。

サービス業は「お客様のために…」「お金じゃない…」「感謝のために」といった向きもありますが、薄給で朝から晩まで休みもなくのブラック労働で人生計画も立てられない環境でそんなことが出来るわけがありません。

まずは自分のために仕事をしてください。
自分の人生経営に努めてください。

清掃業の置かれている環境は厳しいです。会社としてもスタッフ個々にしても差別化や精鋭化、品質向上をしていかないと、他社と同じことをやっていてはブラック労働まっしぐらな業界です。

まずはこの業界で自分のために「食える職人」「食える仕事人」になってください。
さらには自分に一つでも多くのスキルや強みを身に着けてください。そのためにスタッフ同士切磋琢磨してください。
それなしには「お客様のために…」も「お金じゃない…」も「感謝…」も実現できません。

お客様のことを考えられるのも、お金じゃない価値観で考えられるのも、感謝のために働けるのも、自分の人生経営に展望が描けなければ絵に描いた餅です。

もしこの会社で、この業界で食べていける手ごたえを持ち始めていたら、今まで以上にお客様のために、お金じゃない価値観を持ちながら、感謝を励みに取り組めたら、これはもう最強です。

さらにはペイフォワードです。自身の体験、経験、スキルを周りや後進に余すことなく伝えていってください。
こんな循環がなされる会社・組織・チームが出来上がったら…最強だし、みんなハッピーだよな~…そんな夢を第二次創業期に思い描いています。


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