努力が実る瞬間とは?

ハウスクリーニング・エアコンクリーニングというサービスを通じて、同じような日々の繰り返しの中で、コンディションを整え、集中力を切らさず、好奇心・向上心を絶やさず、工夫や改善を重ねてくれる当社のスタッフには本当に頭が下がる思いです。

スタッフイメージ

ベテランの域に達し始めたスタッフは、見習い・駆け出しの頃に比べれば、ともするとマンネリにも陥りやすく、私もアドバイスとして「最初は体力の続く限り、ガムシャラにダッシュ、ダッシュの繰り返しだったかもしれないがこれからはマラソンだぞ」と伝えます。

目線を遠く(一年を見通しながら)に、淡々とペースを維持して、かつ高い水準で意識を保って、必要以上に一喜一憂せずに仕事に当たることを求められます。

一方で、経験の浅いスタッフは、一生懸命がゆえにダッシュを繰り返すように仕事に当たります。もちろんそこがいいところでもありますが、疲れやすい割に結果が伴わない、先輩やお客様よりダメ出しを受けてばかりで心が折れてしまいがちです。

この仕事に自分は向いていないのではないだろうか?
この努力は果たして報われるのだろうか?

と、こればかりは本人に乗り越えてもらうしかない部分が大です。いくら回りが「あと少しだ」「頑張れ」「皆、同じ道を通ってきたんだ」と言ったところで、最後は本人次第です。

どこかの本で読んで印象に残っている一節があります。

『努力とは、コップを下から見ながら水を注いでいるようなものだ。下から見ているから水がどれくらいまで貯まっているかわからない。コップから水が溢れた瞬間に初めて努力が実ったとわかる。

途中、注いでも注いでも中々溢れないでいると途中で辞めたくなる。今どれくらい水が貯まっていて、あとどれくらいで溢れるのか気が気ではない。しかし、溢れるまではわからない。それが努力が実るということだ。』

というような一節でした。

私も若輩ながら、自分自身のことはわかりませんが少なからずは他人に関しては、何人かのスタッフを育成してきた中で「あ、もう少しでコップから水が溢れるように努力が実って、一皮むけるかな」と思える感覚が有ります。

ただそういう時『夜明け前が一番暗い』というのと似ていますが、本人は一番苦しんでいる、迷っている、心が折れかかっている時期だったりします。

実際に、過去そういった時期に「辞めさせてください」と言って辞めていった社員もいます。
経営者としてはもちろんのことながら、一先輩スタッフとして本当にもったいない、それまでに費やした努力がまさにコップから水が溢れるように実を結ぶ目前に辞めてしまうことが残念でなりません。

もちろん辞めようと考える理由は人それぞれで、家庭の事情かもしれませんし、好みや人間関係、代表である私の人徳の無さ等々あるでしょう。
ただもし、純粋に努力し続けるモチベーションだけの問題であるならば、人材育成の上で、ここをなんとか気付かせてあげられる、乗り越えさせることが出来る術があればな~と思う今日この頃です。


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