「生活ってそういうものでしょ?」

お笑い芸人のダチョウ倶楽部のリーダーである肥後さん親娘が
あるテレビ番組で特集されているのをふと目にしました。

ダチョウ倶楽部の肥後さんのお話

お笑い芸人の父を持つ娘さんが、
父親のことを良く思っていなかったと。
また肥後さんは仕事柄、家にいない時間が多く、
親娘でコミュニケーションも少なかく、
肥後さんはどうにかその娘さんとの関係を改善したく、
一念発起して毎朝、家族の分の朝食を自分で作ることにして
その父親の姿を娘さんに見せようとし、
それは今でも続けているとのことで、
娘さんとの距離を近づけることが出来たというエピソードでした。

「夜遅くに帰ってきて毎朝7時に起きてみんなの朝食を作るって、嫌だな~、辞めたいな~、って思ったことは無いの?」

と娘さんが尋ねると、肥後さんは、

「そりゃ嫌だよ、やめたいって思う時もあるよ、
でも生活ってそういうもんでしょ?

とさらりとおっしゃりました。

良くある感動エピソードだと、そこでは
「お前のために...!」
「生きた証しとして...!」
「身を削ってでも...!」
とか言いそうなものですが、そこを

「生活って、生きるってそういうことでしょ?」

とさらりと言ってのけた肥後さんに、逆に感銘を覚えました。
継続させることが簡単ではないことを
「嫌だと思う時もあるけど淡々と続けるって言うのが生きるってことでしょ?」と。
「お前も子どもを産んで、子どものご飯とか毎日作ってたらわかるよ」と。
「中には〇〇のためにーーー!!とかって頑張ってらっしゃる方もいるかもしれないけど、8割くらいの人が仕方なくやってる面もあると思うよ~」と。

多分、見ていた人の8割は「うんうん、そうそう」と内心頷いていたんじゃないでしょうか。
「〇〇のために!」「私がやらなければ!」「親の責務として!」とか
そんな高尚な気持ちだけで毎日の生活を送っている人は少ないんじゃないでしょうか。

生活の一部でもある仕事も、

これって本当に自分がやりたい仕事なのかな?
この仕事って世のため人のためになっているのかな?
自分はこの仕事に本当に向いてるのかな?
この仕事を続けていってこの先どうなるのかな?

とか思いがちです。
特に疲れが溜まっていたり、
トラブルや難題を抱えて
嫌なことが続いて参ってしまっている時は特に(笑)

日々の生活や仕事に、何かと「意味」や「目的」を
それも出来るだけ高尚なものを求めたくなる時がありますが、
現実には、そういったものの有り無しに関わらず
日々の生活をこなしていかなければならない現実があります。

「生活ってそういうものでしょ?」
肥後さんの言葉に、ふっと肩の力が抜け軽くなった気分になりました。
それでいいんですよね。
さすがダチョウ倶楽部のリーダー!(笑)