「なんでもやります」は「何もできません」と紙一重

ハウスクリーニングという業種はお客様の生活に関連性が高いわけですが、いわゆる「家事代行」や「便利屋」といった業種のカテゴリーと境界が近いものがあります。

正直、私も起業の際にハウスクリーニングというよりも、お客様の生活のサポートにおけるご要望に何でも応える会社を起こしたいとも思っていました。

そう「なんでもやります!」という姿勢で臨もうと。

なんでもやります?

しかし、なんとなく、それはちょっと違うんじゃないか?
それはちょっと商売としてもいかがなものか?
という漠然とした
「それで起業しちゃ駄目だろう」
「それでお客様からお金をいただいては駄目だろう」
といった感情が働いてハウスクリーニング専門店として、家事代行や便利屋的なサービスメニューは無しにしました。

家事代行や便利屋とハウスクリーニングがどう違うのかは別のブログや当社のホームページでも説明していますが、やはりその専門性を当社は特化させていく方向にしたということになります。

(もちろん家事代行や便利屋さんのようなサービスにもニーズがあり、簡単なサービスではないことは言うまでも無く、あくまで方向性の違いです)

一休.comの創業者の森氏のインタビュー記事を拝見していて
『なんでもやります』は『なにもできません』と同意義ですよ」と言われたというエピソードを読んでこれだ、と思いました。

「なんでもやります」の姿勢はどこか違うなと感じていたのは
「なんでもやります」という姿勢は実は
「これが出来ます!これはうちにしか出来ません!というものが何もありません」と言っているのと同義なんだと。

これは今後、生活サービスを生業とする上で
業容を広げる機会が出てきた際に
念頭に置いておかなければならないことだと思いました。

今後、より求められてくるのは専門性だと思います。
もちろん「なんでもやります」ではなく「なんでも出来ます」と言い切れるのが理想なのかもしれませんが高い専門性をあらゆるサービス分野で獲得するのは容易なことではありません。あれもこれもと焦って手を広げれば、結局中途半端な「誰でも出来るようなことをなんでもやります」屋になって、存在意義が認めてもらい難い会社になってしまうのかもしれません。

この辺がお客様の支持をいただけるかどうかのターニングポイントだと自覚したいものです。
今後もプロの技術を磨くよう努力研鑽していく所存です。


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