ハウスクリーニング専門店｜大阪

賃貸物件選のエアコン、付帯設備？それとも残置物？

春に賃貸物件を探される学生さん、社会人の方にアドバイス。

賃貸物件を選ぶ条件で、とても重要な設備の一つがエアコンの有無です。

猛暑がデフォルトになった日本でエアコンの無い部屋で生活することはまず不可能です。睡眠中の熱中症・脱水症状で死亡する事故も増えています。まして賃貸マンションは断熱性能が低いのでなおさらです。

賃貸マンションの物件選びで、その部屋にエアコンがあるか無いかはとても重要なポイントになりますね。

エアコンは付帯設備なんですよね？と確認を

物件情報にはエアコンの記載はなかったのに、不動産仲介の営業の人と物件の内覧（下見）に行ったら部屋にエアコンが付いていた。「ラッキー！エアコン付いてる！」と思っても安心できません。仲介の担当の方には必ずこう確認しましょう…

『このエアコンは付帯設備ですか？』と。

物件情報にエアコンの絵が記載されている場合、設備欄にエアコンの文字が記載されている場合でも油断はできません。
必ず付帯設備ですか？と確認することをお勧めします。

エアコンは残置物ですという罠

物件情報にエアコンの絵が記載されいて、実際に物件を内覧に行くとエアコンがあったので安心していたら、故障で動かなくなったことを管理会社やオーナーに伝えると

『そのエアコンは残置物だから、修理や買い替えは入居者負担でやってください』

と言われた…というのもよくある話です。

残置物とは、前の入居者が置いて行ったものを使えるのでそのまま次の入居者用に残しているものです。天井照明が残置物というケースも多いです。
管理会社・オーナーさんの「次の入居者さんに良かれ」と言う親切心とも言えますが、エアコンが付帯設備なのか残置物なのかあえてグレーにしている物件もあるので注意が必要です。

エアコンが付帯設備であることのメリット

故障が起きても修理や買い替えの責務はオーナーにあります

エアコンが付帯設備の場合、仮にエアコンが不具合を起こして修理しなければならない、最悪寿命を迎えて買い換えなければならなくなった場合の費用負担は原則オーナー側に責務があります。

もちろん、不具合が起きたこと、修理業者を手配することについては事前に管理会社さんかオーナーさんに伝えて、費用負担の確認と費用の処理方法について確認する必要があります。

事後報告は避けた方がいいです。
まして、付帯設備で入れ替え義務が管理会社・オーナーさんにあるとは言え、勝手に自分で選んだエアコンを買い換えて費用負担だけ求めるなんてことはさすがに出来ません。

入居前にエアコン洗浄して綺麗にしておいて欲しいと言える

内覧の際、契約の際には必ずこう伝えましょう

『入居の際にはエアコンの中も分解洗浄して綺麗にしておいてくださいね』と。

通常、エアコンが付帯設備であれば、次の入居者を迎える前にほぼほぼ分解洗浄をしてくれていますが、まれにエアコンの分解洗浄をしてくれていない場合があります。
なので必ずこの一言を伝えておいてください。
これ言われたらまず管理会社・オーナーさんはやらざるを得なくなります。
入居してから1か月、数か月後にエアコン内部が汚れていることに気づいてからお願いしても対応してくれない、費用負担が入居者負担になる可能性が高くなります。

特に3～4月の春に入居するとエアコンは5～6月の夏までまず使いません。
いざ使い始めようとしたら、臭い、粉ホコリが出てきた、中を覗いたらカビで真っ黒だった…なんて話もよくある話です。
こうなってしまうと、その時になっていくら「使っていなかった」と訴えても通用せず、自己負担で業者に依頼してくださいと突っぱねられる可能性が高くなってしまいます。

エアコンは自分で買うからいい…【原状回復義務】という落とし穴

エアコンも昔に比べたらお安くなっているので、ワンルーム用なら設置工事費込みで５万円以下だからそれぐらい自分で用意しても…と思われる方もいるかもしれません。

しかし、元々部屋に無かったエアコンを入居者が付けた場合、退去時に原状回復義務としてそのエアコンは撤去しなければなりません。

つまり撤去費用もかかることは覚悟しておく必要があります。

長期間もその物件に住み続けるつもりであれば選択肢としては有りかもしれませんが、2～3年の短期間で引っ越す可能性もある場合は考慮する必要があります。

余談ですが、撤去費用だけ退去者に請求しておいてそのまま撤去せず残置物として代々その部屋にエアコンを残し続ける…なんている不動産賃貸業界の裏話もあったりしますが。

まとめ

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